「最近、屋根に太陽光発電を設置している家が増えたなぁ」と思いませんか?
総務省の統計では全国で157万戸、平成20年に比べて3倍とされています。
設置の理由は、電気代が高騰している中で売電と蓄電のセットで節電する、災害時の停電に備えるということもできるということが挙げられます。「Ⅴ2H」と呼ばれる、車から家へ電力を移す設備もあります。
ただ、メリットばかりではありません。まず、設置に適した屋根かどうか。南向屋根を100とすると、西向、東向では85%程で、北向は適しませんし、太陽の反射光が近くの建物や地上に向かってしまうこともあります。自治体によっては補助金がありますが、ほとんどの場合100万円以上の設置費用がかかります。売電価格が下がることもあり、時間経過とともに発電効率も下がります。費用回収は10年以上かかるようです。また、パネル掃除、地震によるズレ修理などの費用がかかり、鳩の巣被害もあるようです。
メリットもたくさんありますので、設置をお考えの方は信用のある施工会社にお問い合わせください。屋根形状に合わせてどこのメーカーの製品を使うか、容量設置枚数を何枚にするかを決めることとなります。
来年4月より東京都では、新築一戸建てには太陽光パネル設置が原則義務化されるそうです。
1級建築設計事務所 京都府長岡京市長法寺山ノ下5-2
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