昨年11月に、公民館の複合施設化の「基本計画図」が新たに発表されました。町民からのパブリックコメントを反映して修正された内容になっています。ご存じない方のためにおさらいですが、現在の公民館は老朽化のため、建て替えが計画されています。公民館単独の建て替えではなく、既存の施設(具体的には保健センター・長寿苑)と複合化することで、国から補助金を受ける計画になっています。
当初の基本計画図では3階部分の公民館スペースが狭かったのですが、新しい案では大きく改善されています(図参照)。陶芸窯も3階から1階に移動しました。図書室は上下階に分かれており、1階は新聞や雑誌と児童書のコーナーになっています。新施設に来た人がふらりと立ち寄ることができやすそうです。2階にはヤングアダルト向けのコーナーや自習室があり、座席が多く配置されています。読書だけでなく勉強やコワーキングなど、幅広い目的に使えそうです。
夢が膨らむ新しい図書室ですが、どう運用するのかも施設の良し悪しを決める大切な要素です。とくに、継続的に雇用された専門の司書さんがいなければ、図書室の持続的な発展はありえません。行政がどう考えているのかが、気になるところです。
計画はこのあと、具体的な実施設計がつくられ、議会の承認を受けていよいよ建設という流れになります。大山崎町の町民の心地よい居場所となるような、魅力ある施設になることを期待しています。
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