京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。

今回はいつもと趣向を変え、8冊の本の中の図書室や図書館を紹介します。

この中に、こんな所なら行ってみたいと思う図書館が見つかるでしょうか。


最初に紹介するのは、居心地のいい図書館が描かれている絵本です。


ライブラリーNさんイラスト


「としょかんライオン」

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
ミシェル ヌードセン 作 ケビン・ホークス 絵 福本友美子 訳
岩崎書店
2007-04-20

   
 

ルールを守っていれば誰でも利用できる図書館には、ライオンもやって来ます。「おはなしのじかん」が大好きで、図書館の仕事のお手伝いもするのです。

なんだかわくわくしませんか。こんな図書館なら、ゆっくり午後を過ごしたくなりますね。


次は、どこか懐かしい図書室が登場する作品。

「図書室」

図書室
岸政彦
新潮社
2019-06-27

 

主人公の女性がよく思い出すのは、四十年前の小学生の頃によく通っていた公民館の中の小さな図書室。母子家庭で、家に帰っても大好きな猫は居るけど、夜の仕事をしている母には会えない。そんな彼女にとっての図書室は、窓から入るやさしい日差しがあり、お気に入りの「あしながおじさん」や「ドリトル先生」などを繰り返し読める居心地のいい場所。ある日、そこで出会った少年と友達になります。二人の「もし、世界で生き残ったのが二人だけだったら」という想像が、小さな冒険に発展します。


しんみりと、心に残る作品で、子どもたちを抱きしめたくなります。あの時読んだ本やあの場所が、その後の少女の世の中を生き抜くための術や力となります。


今度は、「図書館なんて必要ない」と言う行政改革派と闘う図書館職員の話です。


「おさがしの本は」

おさがしの本は (光文社文庫)
門井 慶喜
光文社
2018-02-02


人口三十万人のN市の市立図書館。そこの調査相談課に配属されて三年目の司書さんの奮闘記です。「シンリン太郎について調べたいのですけど」など、さまざまな謎解きのようなレファレンス業務に四苦八苦します。そして、財政難を理由に「図書館不要論」を訴える相手と対決する時が来ました。気になる問題、うまく解決できるでしょうか?    


次回紹介するのは「図書館をめぐる不思議なお話」です。

(N)

                                  次号へ続く

これまでのお話はこちらからご覧になれます。


わたしたちでつくる。大山崎の図書環境
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