長年社会人をやっていると、自分なりの「人の判断の仕方」というものができあがってくる。前回は、仕事ができる人は「メールのレスが早い」ことを挙げ、レスの速さと仕事能力がほぼ比例すると書いた。今回は、「時間」と「目的」だ。
2.時間を守る
これは待ち合わせ、締め切りの両方についてだ。時間を守る人で仕事ができない人は、まずいない。時間を守る=余裕を持ってPDCAC*を計画し、回す行動習慣が身に付いているからだ。時間の大切さを知っていて、時間通りに行動する人は、他人の時間も同様に尊重する。さらに、「立場が下の者なら待たせてもよい」というような都合の良いルールなど設けない。時間厳守は基本中の基本マナーだが、相手によって使い分けるタイプはちょっと信用できない。
3.目的(ゴール)を意識している
何をする(やめる)にせよ、「なぜ」「なんのため」を意識している。よって、いつの間にか手段を目的化してしまうことがない。「何のために◯◯をするのか」「◯◯のためなら△△という方法でも達成できる」「真のゴールは◯◯ではなく、□□なのでは」というように、本質をつかんでいる人は議論に迷いがない。目指すゴールが明確だと脱線することがなく、議論のための議論に溺れることもなく、決着がつきやすいものだ。
*計画(Plan)-実行(Do)-事後評価(Check)-措置(Act)の略
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社会保険労務士 楠 木 仁 史
大山崎町下植野宮脇1-22
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掲載記事⇩
Vol.52 P3に掲載