娘さんが保育園に通園するのを機に、大山崎の自宅をアトリエにして靴ブランド「HAMUANDCHEEZE(現在は「aratasakai」)」を設立。
「いつのまにか私が作った靴が定番になっている」ような靴作りが始まりました。

「aratasakai」では現在、オーダー靴と定番の女性靴5種と男性靴1種を扱っています。定番靴に使う革は、アッパーに牛のカーフやキップ、山羊、ライニングに馬、ソールに牛のカウなどを使用。靴の作り方に入る前に、革についてみてみましょう。

【皮から革へ】
皮のままだと腐ったり堅くなったりするので、毛などを取り除き、植物の渋液や化学薬品につけて柔らかく加工し(鞣し)、染めて「革」に。染めずに仕上げると「ヌメ革」になります。

【革の種類】
❶靴木型(ラスト)作り
ラスト専門会社にデザインを伝え、靴木型を取り寄せる。

❷各サイズの靴木型を作る
成形した靴木型をラスト会社に返送すると、3Dスキャンでデータを取り、各サイズの靴木型(樹脂製)ができあがる。

➌型紙を作る

➌型紙を作る
靴木型にデザインを描き、その上にデザインテープを貼り、デザインを写す。
テープに切り込みを入れながら、平面にして紙に貼り、型紙を作る。