京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
 フンガーに見出されたヘロルトがなぜ、マイセンへ?

「フンガーに見出されたヘロルトは、容易に磁器の絵付けを習得し、類まれな才能を開花させていった。

 シュテルツェルはパキエの工場に来たものの、マイセンよりひどい資金繰りや給与の未払い、狭い作業場、未熟な職人たちに失望し、後悔した。一方のマイセンの工場も、ベトガーが亡くなり、他国からは職人を引き抜かれ、生産もままならず。ベテランのシュテルツェルの損失は大きく、アウグスト王は特使を彼の元に送り込み、マイセンへ引き戻す道を図った。しかし、シュテルツェルは、裏切り者がマイセンに戻り、本当に許されるのか不安やった。そこで絵の技術が未熟なマイセンの工場に天才絵師を連れて行けばきっと喜ばれ、自分の罪も許されるだろうと、ヘロルトを説得し連れて行くことにしたんや。こうして1720年、ヘロルトはマイセンに入り、絵付け師として再出発。ベトガーの念願だったシノワズリの磁器がマイセンから登場し、ヨーロッパ中の人気を集めていくこととなるんや。そして、ヘロルトは絵の才能と共にしたたかさも発揮し、マイセンでの自分の地位も揺るぎないものにしていくんや」。

2014_6月号

《大山崎ツム・グ・ハグ 2014年6月号より》

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参考文献 

『マイセン』ジャネット・グリーソン著・南條竹則訳 集英社 

『マイセン』南川三治郎・大平雅巳 玉川大学出版部 

『ヨーロッパ歴史地図』 M・アーモンド、Fフェルナンデス=アルメスト他 (株)原書房 

『マイセン磁器と東洋趣味』『マイセン磁器誕生生前史』
共に嶋屋節子著 広島芸術学会http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00031562




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