会議やミーティングなどで作成する議事録。その作成は、概要や結論だけを記載し、その途中のプロセスを省略してしまうことがあります。しかし、これでは効果が半減です。今回は、議事録の役割を再確認し、仕事を効率化する議事録作成のポイントをお伝えします。
「議事録」は大辞泉で「議事の内容・審議経過・議決事項などを記録したもの。会議録」と表現されています。ビジネスの場面に置き換えると、「あるテーマをもとに、調査、検討の話し合いの経緯と、決定した事項を記録したもの」となります。その後どのように活用されていくのでしょう?
議事録は会議で取ったメモを元に作成し、メールや文書などで共有し、その後保管します。保管後には2つの用途があり、ひとつはその議事に関わる現在の担当者が何らかの判断、行動するために活用するケース。もうひとつは、その議事に関わる将来の担当者が、何らかの判断、行動のための活用です。
担当していた仕事で急に取引先の担当者が変わることや、自分の上司や仲間が変わりその仕事の背景や経緯を一から説明しなければならない、いわば仕事が振り出しに戻ってしまった経験はありませんか?そのような時に議事録は威力を発揮します。
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社会保険労務士 楠 木 仁 史