今号からお仕事図鑑は新連載です。
チャリキャップで有名な㈱エールさん。
その会社と社長の真鍋聖司さんのお話です。
今号の上巻を2日に分けてお届けします。
逆境もなんのその!
「チャリキャップ」を生んだ会社社長の奮戦記
その会社と社長の真鍋聖司さんのお話です。
今号の上巻を2日に分けてお届けします。
人を楽しく笑顔にする
『カバー専門メーカー経営㊤ ㈱エール 真鍋聖司さん』
逆境もなんのその!
「チャリキャップ」を生んだ会社社長の奮戦記
つい数年前までは自転車のサドルカバーといえば黒一色。そこに気づいた従業員の一言で、カラフルでかわいい動物や花柄などのサドルカバー「チャリキャップ」をどこよりも早くに開発し大ヒットさせたのが、ファンシーグッズの製造・卸売を手掛けている㈱エール。


会社は、自宅の一室を事務所に2006年創業。手狭になったのを機に、10年ほど前に大山崎町に移転。場所は京都新聞大山崎販売所(2階に大山崎リトルプレイス)の隣。日に何度も、大きな笑い声が2階まで聞こえてきます。そのにぎやかな会社を率いるのは、会えばニッコリ、「こんにちは!」と大きな声で挨拶してくれる真鍋聖司さん。
「本当は、弟と居酒屋をするのが夢でした」。その開店資金を貯めようと、破格の高給に惹かれ就職したのは、高額な教育教材の販売会社。しかし、その販売方法に後ろめたさを感じ退職。その後は転職、クビ、ヘッドハンティング、失業、家族の反対をおしきっての起業、売れない日々。