京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
おはようございます、大山崎はぐです
今日はキノコのお話。
おうちにひとり、「タムさん」がほしいなぁと思いますよ。
だって、食べられるキノコを採ってきてくれるから^^

天王山ひと話咲かせましょう
 天王山が大好きで、いろいろな生きものとお友だちのタムさん。
天王山の自然のことをみんなに知ってもらおうと作ってくれたお話
タムさんのお話 ⑩
ほんとに食べられるの?

 サクラのつぼみがふくらんでくる頃、公園の片隅などで、
ぴょこんと妙な形のキノコが顔を出すんだ。
頭部が網の目状で、穴ぼこだらけの不思議な姿。
アミガサタケの仲間だよ。

タムさん_アミガサダケ_1_Vol20

 このあたりでは、とんがり帽子の形をしたトガリアミガサタケが多い。
長さが10㎝以上ある大きなものもあるよ。でも中は空洞のハリボテなんだ。
とても脆いので、ちょっと乱暴に扱うと壊れてしまう。
空洞の中には、小さなムカデや虫が入っていることがあるので、採るときは注意してね。

 初めて見た時は「気持ち悪!」って思ったんだけど、
図鑑で調べたら食べられると書いてあったんだ。ただし生食禁止。
きちんと加熱調理すれば食べられるとのこと。しかも美味しいらしい。
日本では見向きもされないけど、欧米では人気のキノコなんだって。

 もちろん食べましたよ。シチューに入れてね。生では脆いけど、
火を通すと弾力が出て、しっかりした歯ごたえになるんだ。
味は、うまく表現できないなあ。僕は好きですけどね。

 インターネットに食べ方がいっぱい出てるので、興味のある人は挑戦してみて。
でも無理に挑戦しなくてもいいよ、みんなが採るとなくなっちゃうから。

 今年の春も、いっぱい出てほしいな。
アミガサタケ採りは、僕の密かな楽しみなんだ。
タムさん_アミガサダケ_2_Vol20

補足説明
発生は3月下旬から4月
身近な道端や庭園などの地面にはえていることが多い。
まだ人工栽培はできていないので、天然物しかない。
微量の有毒成分を含んでいるが、加熱調理すれば食べられる。
欧州では高級食材。
 

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