おはようございます!大山崎ハグです。
タムさんのお話や『乙訓自然を守る会』の宮崎さんのお話を
うかがうようになって、いろいろな生きものに
向ける目が優しくなった気がします。
お墓参りに行ったときに
葉っぱをむしゃむしゃ食べている虫に出会いました。
黒いビロードに黄色のストライプと赤の水玉の衣装をまとった
とてもおしゃれな虫くんです。
まちを歩いていると排水溝の中から、
赤い実が僕たちを見上げていました。
こんな環境でも育つんですね、頼もしいなぁー
今日は、宮崎俊一さんの2話目。
関係なさそうで、どこかで僕たちを助けてくれているかもしれない
生きものたちの声を聞いてみてください。
長いので、先に紙面をざっとご覧ください。
まちのコダワリキワメタさん』シリーズ2
乙訓の自然と生きものを守って34年
タムさんのお話や『乙訓自然を守る会』の宮崎さんのお話を
うかがうようになって、いろいろな生きものに
向ける目が優しくなった気がします。
お墓参りに行ったときに
葉っぱをむしゃむしゃ食べている虫に出会いました。
黒いビロードに黄色のストライプと赤の水玉の衣装をまとった
とてもおしゃれな虫くんです。
まちを歩いていると排水溝の中から、
赤い実が僕たちを見上げていました。
こんな環境でも育つんですね、頼もしいなぁー
今日は、宮崎俊一さんの2話目。
関係なさそうで、どこかで僕たちを助けてくれているかもしれない
生きものたちの声を聞いてみてください。
長いので、先に紙面をざっとご覧ください。
まちのコダワリキワメタさん』シリーズ2
乙訓の自然と生きものを守って34年
『乙訓自然を守る会』代表 宮崎俊一さん②
乙訓の生きものや自然を守る活動をする『乙訓の自然を守る会』の代表・宮崎さんのお話を中心に、今回は世界の生きものと自然を取り巻く現状を考えます
その生きものが今、自然に起きた過去5回の大量絶滅とは比べものにならない速さで絶滅しています。原因は、私たち人間の活動によるもので、その絶滅速度は、自然状態の約100~1000倍(環境省 ミレニアム生態系評価の概要より)といわれます。
乙訓の生きものや自然を守る活動をする『乙訓の自然を守る会』の代表・宮崎さんのお話を中心に、今回は世界の生きものと自然を取り巻く現状を考えます
私たち「人」こそが、多種多様な生きものの中で生かされているのです
高度成長と人口増加により次々と自然が壊され、生きものの姿が消えていくことに危機感を持った宮崎さん。仲間と『乙訓の自然を守る会』を立ち上げ、調査や保護・保全のために走り回り、さまざまな開発計画に立ち向かっていきました。しかし、地元から「この工事は住民の命や暮しがかかってんのや、人間が大事か、草花や蝶が大事か、どっちや!!」と 言われることも少なからず。それでも訴えることをやめなかった宮崎さんたちを後押しすることが世界規模で起こります。
生きものの絶滅や環境破壊は人間にとってもあかんという流れが国際的に強まり、1992年、172ヶ国の政府代表、国際機関、NGOなどが参加し地球サミット(国連環境開発会議)が開催され、参加国の多数が地球温暖化を防止するための『気候変動枠組条約』や、生きものと環境を守る『生物の多様性に関する条約(生物多様性条約)』に署名しました。
その後、条約の守り具合や問題点を話し合うCOP(条約締約国会議) を2年に1回開催。CDB・COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)では20の目標(愛知目標)が決まり、「その中には各国各地域で生きものの多様性を保全するために少なくとも陸域17%、海域10%を保護地域にという数値目標があがったんですよ。私たちが住む町も陸地なら17%を保護地域にするわけです。これは画期的なことでした」と宮崎さん。
その後、条約の守り具合や問題点を話し合うCOP(条約締約国会議) を2年に1回開催。CDB・COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)では20の目標(愛知目標)が決まり、「その中には各国各地域で生きものの多様性を保全するために少なくとも陸域17%、海域10%を保護地域にという数値目標があがったんですよ。私たちが住む町も陸地なら17%を保護地域にするわけです。これは画期的なことでした」と宮崎さん。
私たちの暮しは、多くの生きものからさまざまな恩恵をもらって成り立っています。食べ物、衣服や家、医薬品の材料など形として見えるものから、癒し、防災など見えないものまで。
その生きものが今、自然に起きた過去5回の大量絶滅とは比べものにならない速さで絶滅しています。原因は、私たち人間の活動によるもので、その絶滅速度は、自然状態の約100~1000倍(環境省 ミレニアム生態系評価の概要より)といわれます。
絶滅の恐れの高い種の野生生物を挙げた「レッドリスト」では、2007年の約16000種から、2016年は約24000種。日本の場合、2007年の約2700種から、2017年は3155種(環境省発表)に。乙訓地域でもゲンゴロウは絶滅、野生のメダカやカリガネソウは2か所のみ。
「生きものを大事にということはわかるけれど、私たちも生きていくために山や森を開き建物を建て、川をコンクリートで護岸してるわけで…」。
でも、本当にそれでいいのでしょうか。
「レッドリスト」は、対策を取らなければこの100年間に絶滅するおそれのある野生生物のリスト。1966年に国際自然保護連合(IUCN)が作ったのが始まり。各国・地域でも独自データを公表
【人間が原因で消えていく生きものたち】
「レッドリスト」は、対策を取らなければこの100年間に絶滅するおそれのある野生生物のリスト。1966年に国際自然保護連合(IUCN)が作ったのが始まり。各国・地域でも独自データを公表
絶滅(すでに絶滅)
野生絶滅(飼育・栽培でのみ生存)
絶滅危惧(IA類・IB類・Ⅱ類の3段階)
準絶滅危惧(環境変化によっては絶滅危惧)
軽度懸念(上記に該当しない種)
【役に立たないように見えても人間を支えてる】
3,000万種ともいわれる多様な生きものの命一つひとつに個性があり、
互いに直に、またはまわりまわって支えあい生きています。
これを生物の多様性といい、人も多くに支えられている一種
【まわりにある多くのものは森林を伐採してできている】
【森林の伐採速度と比例して地球の破壊も猛スピードで進行中】
二酸化炭素(CO²)を吸ってくれる森林を伐採して原料を採り、
燃やすと二酸化炭素など温室効果ガスを出す化石燃料
(石油・石炭・天然ガスなど)を使って製造するという悪循環
安いからと買っていると外国の山は丸裸へ。
一方の日本の山は放置林で青々と。
しかし、手入の入らない山にも弊害が…
*次回(Vol.17掲載予定)は私たちのできることや
『乙訓自然を守る会』の果敢な挑戦をお送りします
参考文献
『生物多様性と保護地域の国際関係 対立から共生へ』高橋進 明石書籍
『となりの多様性 医・食・住からベンチャーまで』
『生物多様性のしくみを解く 第六の大量絶滅期の淵から』宮下進 工作舎
『生態系サービスという挑戦』
グレッチェン・C・デイリー/キャサリン・エリソン著 名古屋大学出版
『生物多様性経営 持続可能な資源戦略』足立直樹 日本経済新聞出版
『世界自然遺産と生物多様性保全』 吉田正人 地人書館
『グリーンマネージメント』守屋有 中央経済社
WWFWジャパン公式サイトhttp://www.wwf.or.jp/
IUCN(国際自然保護連合)http://www.iucn.jp/
京都府HP「環境・環境・自然」http://www.pref.kyoto.jp/kurashi/shizen/index.html
環境省HP「自然環境・生物多様性」 http://www.env.go.jp/nature
国立研究開発法人 国立環境研究所「ここが知りたい地球温暖化」http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html
3,000万種ともいわれる多様な生きものの命一つひとつに個性があり、
互いに直に、またはまわりまわって支えあい生きています。
これを生物の多様性といい、人も多くに支えられている一種
【まわりにある多くのものは森林を伐採してできている】
【森林の伐採速度と比例して地球の破壊も猛スピードで進行中】
二酸化炭素(CO²)を吸ってくれる森林を伐採して原料を採り、
燃やすと二酸化炭素など温室効果ガスを出す化石燃料
(石油・石炭・天然ガスなど)を使って製造するという悪循環
安いからと買っていると外国の山は丸裸へ。
一方の日本の山は放置林で青々と。
しかし、手入の入らない山にも弊害が…
*次回(Vol.17掲載予定)は私たちのできることや
『乙訓自然を守る会』の果敢な挑戦をお送りします
参考文献
『生物多様性と保護地域の国際関係 対立から共生へ』高橋進 明石書籍
『となりの多様性 医・食・住からベンチャーまで』
『生物多様性のしくみを解く 第六の大量絶滅期の淵から』宮下進 工作舎
『生態系サービスという挑戦』
グレッチェン・C・デイリー/キャサリン・エリソン著 名古屋大学出版
『生物多様性経営 持続可能な資源戦略』足立直樹 日本経済新聞出版
『世界自然遺産と生物多様性保全』 吉田正人 地人書館
『グリーンマネージメント』守屋有 中央経済社
WWFWジャパン公式サイトhttp://www.wwf.or.jp/
IUCN(国際自然保護連合)http://www.iucn.jp/
京都府HP「環境・環境・自然」http://www.pref.kyoto.jp/kurashi/shizen/index.html
環境省HP「自然環境・生物多様性」 http://www.env.go.jp/nature
国立研究開発法人 国立環境研究所「ここが知りたい地球温暖化」http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html