京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
おはようございます!大山崎はぐです。

さて、Vol.12の記事紹介も最後になりました。
U子さんの絵本でひといき、今月のテーマは『絵本を読むわけ』
続いて、今月の絵本を紹介しますね。

僕が小さかった時は、「いないいないばぁ」など
リズム感のある本が好きだったようです。
リズムに乗っている僕の顔を見ると
お母さんも何度も読みたくなったそうです。

では、U子さんのお話を聞いてみましょう。

絵本を読むわけ

 こんにちは。前回までは『ももたろう』を例にとって「良い絵本とは?」や「絵本の選び方」についてのおはなしをしてきました。今日は、そもそもどうして「子育てに絵本」をおすすめするのか、原点に戻って考えてみたいと思います。
 わたしが我が子に絵本を読みはじめたのは、生後2か月ごろ。このころの赤ちゃんはまわりの人の語りかけに反応し、また、動くものを目で追う「追視」をするようになります。自分にとって大切な人の声や姿がわかり、それによって安心感を覚える大切な時期です。だからたくさんの笑顔を向け、言葉がけをしてあげたい—しかし現実には家事も夜中の授乳もあり、時間的にも気持ちの上でも余裕なんて持てません。
 そんなとき手にした育児雑誌に、小さい絵本が付録としてついていました。読み聞かせてみると、じっと絵をみつめ、わたしの声に聞き入っている様子。「これは使える!」。いくら「言葉がけを」といっても、相手は物言わぬ0歳児。一方的に話しかけるばかりでは疲れてしまうことも。その点絵本の読み聞かせなら、自分も楽しめ一石二鳥です。
絵本でほっとひといきイラスト

 
 まずは雑誌に載っていた「定番」からスタートしました。『いないいないばあ』『はらぺこあおむし』『しろくまちゃんのほっとけーき』…どれも長く読み継がれてきた「良書」たち。絵も文章もステキです。何よりうれしかったのは、日常の生活語(「食べて」「ダメ」「おむつかえようね」)以外の「ことば」、それも一流の作家の方が吟味し紡ぎ上げた「ことば」が日々に入ってきたことでした。(つづく)

参考文献
『いないいないばあ』松谷みよ子・瀬川康男/童心社
『はらぺこあおむし』 エリック・カール/偕成社
『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん/こぐま社 


■今月の一冊
『おかあちゃんが つくったる』 長谷川義史さく/講談社 

 小学3年生のぼくは、ねえちゃんとおかあちゃんの3人暮らし。ミシンの仕事をしているおかあちゃんは、何でも自分でつくってしまう。でもさすがに「おとうちゃん」はつくれへん…と思っていたのに、なんと父親参観の日に現れたのは?!

絵本_母の日

 
(プロフィール)
ライター/えほん講師 なが田ゆう子
子育てのなかで出会った絵本の魅力にはまりNpO法人「絵本で子育て」センターで学ぶ。現在はフリーランスの『えほん講師』として読み聞かせやおはなし会、絵本講座などを開催
 
 

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