京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。

 今年1月、大山崎町のHPに、とあるパブリックコメントの募集がされていたのにお気づきでしょうか。「中央公民館改築整備基本計画(原案)についての意見募集」というもの。そう、中央公民館の建て替えに関する意見を募集するものでした。

 町の公民館は1972年に本館が、82年に別館が建てられ、老朽化が進んでいます。2016年には耐震性に問題があることがわかり、ホールが閉鎖。6年も放置されています。

 この公民館の建て替えの議論が進んでいます。2020年に中央公民館改築整備基本計画づくりのためのワークショップが始まり、町民からメンバーが公募されました。そこに私も参加させていただきました。

 ワークショップで話し合われた内容は、町HPで公開されています。現在の公民館について「貸し館機能しかなく、若い世代は利用する機会が少ない」「図書室が小さく、学習室もないので利用しづらい」などの問題点が挙げられ、新しく「用事がなくても1日いられる居場所としての機能(図書館など)」「マルシェやチャレンジショップなどができる機能(多機能なロビー)」「青少年や在宅ワーカーが使えるコワーキングスペース機能」「子育て世代がくつろげる機能」などを求める声が多く出されました。時代に応じた新しい多世代が集い、コミュニケーションが生まれるハブとしての役割が、新しい公民館に求められていると感じました。

 また、建て替えの仕様について、保健センターのみか、保健センターと長寿園を含めた複合施設化かが検討されました。意見は拮抗しましたが、町はコスト面から長寿苑を含めた複合施設化の方針をとりました。複合化によって元の面積より1㎡でも小さくなれば、国から助成金が受けられるそうです。

 ワークショップは新型コロナの影響で数ヶ月中断するなどしましたが、その意見を踏まえてようやく「中央公民館改築整備基本計画(原案)」が策定されました(HPで見られます)。目を引くのは、なんと言っても図書室面積の拡充です。現在の5倍の面積(800㎡)となっており、日本図書館協会が算出した望ましい基準に応じた広さです。また、吹き抜けの開放的なロビー、芝生の屋上テラスなど、館内全体が有機的につながり、自由に過ごせる設計が施されています。懸念されるのが、公民館スペースの狭さです。貸し部屋は11部屋から6部屋となり、不足分は保健センターなどの部屋と兼用することになっています。また、ホールが1階に配置されていることについて、「水害時に避難場所として使えない」という意見もあります。パブリックコメントでも意見が出されているでしょうから、それらを受けてどう計画がブラッシュアップされるのか注目です。今後は基本設計、実施設計が作られ、建て替え工事に進みます。

 少子高齢化はコロナ禍でさらに加速しています。昨年、関西で「幸福な町ランキング1位」に輝いた大山崎町(大東建託調査)。さらに幸福で、選ばれる自治体でいられるかどうか、この計画の行方を見守りたいところです。(M)

 

ライブラリー画像

http://www.town.oyamazaki.kyoto.jp/

annai/somuka/seisakusomukakanzaikakari/8760.html



これまでの「いま、図書館がおもしろい!」全話は
こちらからご覧になれます。

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