京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
落葉樹の葉っぱがすっかり落ちて枝先まではっきり見えるから、冬は野鳥観察に最適な季節だよ。天王山に登っても大汗をかくことはないし、大嫌いなブユや蚊もいないから快適だ。だから、僕は冬の山歩きが一年のうちで一番好きなんだ。

僕には、この季節ならではの楽しみがある。野鳥の古巣さがしだよ。葉っぱの落ちた樹木の枝をじっくり見上げながら歩くんだ。特に大木の高い位置にある枝は、双眼鏡で丹念に観察する。そうしてながめていると、何やら枯れ草や小枝が集められた、他とは違うものが見つかるんだ。たぶん野鳥の古い巣だよ。大木の太い枝に枯れ枝を組んで作られた大きなものは、ハシブトガラスかハシボソガラスの巣かな。川の近くの高い木の上のほうにある、枯れ枝を集めて作られた皿状の巣はサギの仲間だと思う。草のつるや細い枯れ草、ビニールひもなどで作られた外径15㎝くらいのおわん型の巣はヒヨドリかなあ。そうやって、見つけた古い巣の主人を想像するのが面白いんだ。



カラスの巣カラスの巣

子どもの握りこぶしぐらいの大きさで、コケのようなものがくっついた丸いものが枝先に見つかることがある。僕の一番のお気に入り、メジロの巣だよ。子育てのために、昨年の5月ごろに作られた巣だと思う。ヒナを育てていた頃は葉っぱに隠れて見えなかった巣が、葉が落ちてしまったので丸見えになったんだ。

メジロは、クモの糸やガのまゆをほぐしたものなどを使って、コケや細い枯れ草をからめるようにしておわんみたいな形の巣を作るんだ。この小さなおわんが、枝先の二股になったところにハンモックみたいにぶら下がっている。あんなにちっちゃな小鳥が作ったとは思えない、とてもしっかりした丈夫な巣だよ。


メジロの巣メジロの巣

この巣の中で大口を開けて親鳥にエサをねだり、元気に巣立っていったヒナたちは、今頃はどうしているのかなあ。食べ物の乏しい寒い冬は、生き物にとって厳しい季節。生まれて初めて経験する冬を越せず、多くの若い野鳥が死んでしまうそうだ。運良く生きのびたものだけが、春に新しい巣を作ることができるんだよ。次の冬には、もっとたくさんの古い巣が見つかるとうれしいね。


【注意事項】
春から夏にかけて小鳥の巣作りや子育てを見つけたなら、巣にはけっして近づかず、遠くからそっと見守ってください。長時間、子育て中の巣を観察していると、卵やヒナを狙うカラスに巣の場所を教えることになります。頭の良いカラスは、人間の行動をよく観察しています。

また、巣立ったばかりのまだ飛べないヒナが地面でじっとしていたら、そのままにしてすぐにその場から立ち去ってください。近くにいる親鳥がヒナを見守り、エサを与え、ひとり立ちするまで育てます。けっして迷子ではありませんから、人間が手出しをしてはいけないのです。

山荘のメジロ巣
ここにメジロ巣がありますよ

山で拾ったメジロの巣
タムさんが拾ってきたメジロの巣、手のひらにすっぽり収まってカワイイ(ˊ̥̥̥̥̥ ³ ˋ̥̥̥̥̥)


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