京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
 天王山のふもとにある大山崎町に住むようになって、虹を見ることが多くなった。僕は野鳥観察が好きなのでしょっちゅう空を見上げているから、普通の人より虹を発見しやすいのかもしれないけどね。

 雨あがりや小雨が降っている時など、空中に漂っている小さな水滴が運よく雲間から顔を出した太陽に照らされると、太陽がある方向とは逆の方向に虹が現れる。


H231230虹1

 虹ができる理由を簡単に説明してみよう。太陽の光が水滴に当たると、光は屈折して水滴の中を通過する。つまり、光が水滴の表面を通過する時に少し角度を変えて折れ曲がって進むんだ。太陽の光には波長の違うさまざまな色の光が含まれていて、その色の波長の違う光ごとに屈折して折れ曲がる角度が決まっている。波長の違う光はそれぞれ違う角度で折れ曲がって水滴の中を通過し、水滴の内側の面に当たって反射して人の目に届く。小さな水滴が太陽の白い光を分解して、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色の帯に見せてくれたものが虹なんだ。残念ながら実際の虹を見ても、僕には赤、黄、青の3色くらいしか区別できないよ。

 言葉ではうまく説明できないけれど、虹が現れるには空気中の水滴と太陽の光が必要だということは、なんとなく理解してもらえたかな。

 僕が生まれ育った瀬戸内海に面した小さな町では、虹は夏に現れた。夕立の後などに、まれに見られる珍しい現象だった。京都でも夏に虹は見られるけれど、夏より冬の午後に現れることが多いように思うんだ。


H261006虹

 京都盆地の南の外れにある天王山周辺の冬の気候は、北部ほど寒くはないし、晴れる日も多い。それでも京都盆地特有の時雨がある。にわかに冷たい雨が降って、短時間であがる通り雨のことだよ。
 冬の午後、時雨があがった直後に西からの弱い日差しに照らされて、東の空に虹のアーチが浮かび上がるんだ。夏に現れる輪郭のクッキリした力強いアーチではなく、今にも消え入りそうな、おぼろげな虹だ。

 水滴を照らす太陽の位置は、低い方がきれいで大きな虹が見られるんだ。だから、太陽の高さが低い冬の午後3時ごろの時雨の直後は、虹が現れる条件にぴったりなんだよ。

 思いがけず寒空にかかる虹に出会うと、心がちょっぴりワクワクする。なにか良いことがありそうな気がするんだ。冬の虹は、冷たい時雨が作ってくれた、ささやかな幸せの贈り物。そんな日は、近所の神社にお参りして、神様にお願い事でもしてみようかな。もちろん、お賽銭はいつもよりはずんでおきますからね。

【参考図書】
虹のことをもっと知りたい方におすすめします。大山崎町中央公民館図書室、島本町立図書館にあります。

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