京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
 「高級食材の松茸が採れる山に⁉ 栽培も難しいのにムリでは?」と思いますか。それとも逆に、「シイタケが栽培できているんだから、いつかできるのでは?」と思いますか。
 同じキノコでも、シイタケは伐採した木にも生えますが、マツタケは生きたアカマツの根っこにしか生えません。それゆえアカマツの減少と共に、各地からその姿がどんどん消えていきました。天王山もそのひとつです。

 ひと昔前までは山から薪や肥料、竹材、松茸や筍などの実りを戴いており、そのために山は手入れされてきました。それが戦後、薪は不要になり、昭和40年代以降にはマツクイ虫の大発生でマツは瀕死の状態に。また、外国から安い木材やプラスチック、筍などが流入して日本産野山の恵みは激減。生産者の減少や高齢化などで山の手入れは困難となり、放置林や山の荒廃が問題化。各地で対策が講じられるようになりました。

 天王山でも、さまざまな取り組みが2005年からスタート。そのひとつが『天王山マツ山再生プロジェクト』です。「整備をするなら松茸が採れる山に」 という趣旨で始まり、毎年参加者を募集。
 しかしマツタケの栽培は難しく、根付いて食べられるようになるのはまだ先のようです。例え「天王山のため」「松茸のため」とはいえ、何か楽しみがないと継続して参加してもらうのは難しいだろうと担当者は頭を悩ませていました。

 そこへ昨秋、味や香りが松茸そっくりの「早松」(別名:馬鹿松茸)の人工栽培に成功したという朗報が。マツタケ同様生きた木が必要ですが、サマツはマツタケよりも栽培が容易。今年の講義では、その概要が聞けます。それでも「やっぱり採れないのか」という方のために、シイタケの生えるホダ木のお土産もご用意! 自分の手で育てて、食べてくださいね。そしてその椎茸が早松となり、松茸になる日を一緒に迎えましょう。

マツヤマ再生プロジェクト1


マツヤマ再生プロジェクト2


マツヤマ再生プロジェクト3



天王山マツ山再生プロジェクト 
参加者募集!

3月10日(日)小雨決行  
9時30分~15時30分
大山崎町宝寺参拝者用駐車場集合
(JR山崎駅から徒歩15分)
*交通機関をご利用ください。

参加費無料

◆講義 大山崎町宝寺庫裏
「アカマツ林再生のメカニズムと
マツタケ・サマツ人工栽培の概況」

◆現地実習 天王山山頂付近
・マツ山の地掻き施業
・アカマツ幼齢林の下刈り施業
・マツタケ菌床の接種見学
・シイタケの植菌体験作業など

おみやげ 植菌したシイタケのホダ木

◆申込方法 
住所・氏名・年齢・電話番号・
FAX番号をご記入のうえ、下記あてに
FAXか電話でお申し込みください。
大山崎町役場天王山対策課
☎ 075-956-2101 
FAX 075-956-0131

申込〆切  3/6(水)


◆参加条件
・小学生以上(小学生の方は保護者同伴)
・乙訓地域近隣にお住まいかお勤めの方

◆持ち物 弁当・飲み物・軍手・雨具 
*道具はこちらでご用意・作業できる服装で
◆主催 大山崎町 共催 大山崎町教育委員会  協力 つばき・アジサイを植え育てる会  
    サントリーホールディング(株)

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