京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
 天王山が大好きで、いろいろな生きものとお友だちのタムさん。天王山の自然のことをみんなに知ってもらおうと作ったお話

 中華料理のデザートに出てきた杏仁豆腐の上に、赤い乾燥クコの実がのっていた。クコは美容と健康にいいそうだ。白い杏仁豆腐の真ん中に、この赤い実がちょこんとのっているだけで一段とおいしそうに見えるから面白い。漢方薬にも使われるクコは、遠い海外で栽培されていると思っていたけど、意外にも身近なところに生えていたんだよ。

 数年前の十二月、桂川の殺風景な岸辺に小さな赤い実をいっぱいつけたクコの群落を見つけたんだ。実の大きさは小指の爪くらいの卵型。真っ赤に輝く実がとてもおいしそう。野イチゴみたいな甘酸っぱい味を想像して、一粒もぎとって食べてみた。「まずい!」食べられなくはないが、青臭い変な味だった。クコの実は、干しブドウみたいにシワシワになるまでしっかり乾燥しないとおいしくならないようだ。

 植物は子孫の分布を広げるために、様々な手段を使って種を遠くに運ぶんだ。種が風に吹かれて飛んでゆくもの。人の衣服にくっついて運ばれるもの。色づき熟した実を動物や野鳥に食べてもらい、消化されない種が遠く離れた場所で糞とともに出てくるものなどいろいろだ。クコの実が赤くおいしそうに目立つのは、動物に食べてもらいたいからなんだろう。だから、僕が食べてみたいと思ったのはおかしなことじゃないんだよ。でも、生のクコの実を食べることは、もう二度としないけどね。


クコの実

■補足説明
クコ
東アジア原産のナス科の落葉低木
川の土手など湿り気のある砂地を好む。実は乾燥して食用、薬用にする。
葉はクコ茶、根は漢方薬に利用される。
*河川敷にはクコの他にノイバラやピラカンサなど、小さな赤い実をつける植物があります。毒がある実もあるので、むやみに食べてはいけません。


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