京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
タムさんのお話⓱
 天王山が大好きで、いろいろな生きものとお友だちのタムさん。天王山の自然のことをみんなに知ってもらおうと作ってくれたお話

ツバメのお宿

 ツバメは、スズメみたいに地面をピョンピョン飛び跳ねながらエサを探したりはしない。枝にとまって葉っぱのイモムシをついばむこともない。ツバメのエサは飛んでいる昆虫だ。昼間、子育て中の親ツバメは、日に日に大きくなるヒナに与えるエサの昆虫を求めて飛びまわり、夜は巣や巣の近くでヒナを見守って休むんだ。

ツバメのねぐら


 夏になり、子育てを終えた親ツバメと、無事に巣立って空を自由自在に飛べるようになった若いツバメたちは、夜には集団になってねぐらで休むようになるんだ。このあたりでは宇治川や淀川のヨシ原が大きなねぐらだよ。秋には、越冬地の東南アジアまで大海原を渡って行かなければならないから、体力をつけるために昼間は各々のエサ場でビュンビュン飛びまわって昆虫を食べ、夜になるとヨシの葉の上で仲間といっしょに休むんだ。ツバメの体重は、たったの18g程度。とっても軽いので、ヨシの葉っぱに楽にとまれるんだよ。
 初めて宇治川のねぐら入り観察会に参加した時には、感動したなあ。河川敷のヨシ原を、堤防の上から観察するんだ。日没後、薄暗くなってきたヨシ原の空高く、どこからやってきたのか小さな黒い点が増えてくる。大量の黒いゴマつぶを大空いっぱいに撒き散らしたような、すごい数のツバメたち。いくつかの群れが、今宵の宿をどこにしようかと決めかねるように渦巻いている。しだいにゴマつぶは舞い降りてきて、低空を流れるようにヨシ原にすべり込む。高空から一気に急降下してねぐらに入るツバメもいるよ。数万羽ものツバメが乱舞する眺めは迫力満点、実に壮観だ。
 この感動は、実際に現地で見てみないとわからないだろうなあ。8月初旬、各地の有名なねぐらでは観察会があるから、ぜひ参加して体験してみてね。


宇治川ツバメのねぐら観察会

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