京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎町で、リトルプレスやチラシを作る『大山崎リトルプレイス』での日々
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
おはようございます、大山崎はぐです。
桂川の河川敷は、からし菜の季節のようです。
と朝書いてアップしましたが、
河川敷に行ってみると、
花一面の時期は過ぎちゃってましたね、
そういえばもう5月ですもんね。
残っていたからし菜には、
種がぎっしりつまった細長い袋が
空に向かってなっていました。

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先日、ツムグハグを二つ折りにする作業をしながら
タムさんが「また、からし菜の種でマスタードつくろうかな」と。
「ああ、そんな季節なんですね~」

そのマスタード、おすそ分けでもらったことがあるんですが、
程よい酸っぱさと塩加減がほんとおいしいんですよ。

「今度一緒に作ってみます?」
「作る作る!」自分で収穫して、作る、しかもおいしいなんて最高!

ツムグハグで、タムさんの野草料理コーナーもいいかもしれないなぁ。

さて今日は、その桂川の河川敷にお住まいの方のお話です。


天王山でひと話咲かせましょう
天王山が大好きで、いろいろな生きものとお友だちのタムさん。
天王山の自然のことをみんなに知ってもらおうと作ってくれたお話です。

タムさんのお話

行々子(ぎょうぎょうし)

 爽やかな五月晴れの朝、桂川の河川敷を歩いてみると面白いよ。繁殖期なので、あちこちで野鳥のさえずりが聞こえるんだ。「ホーホケキョ」はウグイス。「一筆啓上仕候(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)」と聞きなしされるのはホオジロ。「ケーン、ケーン」とキジも鳴いている。
 中でも特別大きな声で「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴く鳥がいる。オオヨシキリのさえずりだ。ヨシの茎にとまり、くちばしを大きく開いて、天に向かって「ここは俺様の縄張りだ」と叫ぶように鳴いている。普段は静かな桂川が、この時ばかりは大騒ぎ。声はちっともきれいじゃないけれど、僕はこの元気なオオヨシキリが大好きだ。今年も来てくれたと思うと、うれしくなるよ。俳句では「行々子」として夏の季語。日本人は、昔からこの鳴き声に季節を感じていたんだね。
 オオヨシキリは、四月ごろフィリピンやインドシナ半島から日本に渡ってきて子育てする。雄は雌より一足先にやって来て、ヨシ原に縄張りを作り、遅れて来る雌に大声で鳴いてアピールするんだ。

    オオヨシキリ
 
 巣は湖畔や河川敷などに生えるヨシ原に作る。桂川の広いオギの草原にも、人の背丈くらいのところにお椀型の巣を作るんだ。オギの枯れた穂先や細い茎や葉などを編み込んで作る巣は、クチバシだけで作ったとは思えない精巧な巣だよ。もし巣を見つけても、この時期は子育て中だから近づかないで、そっとしておいてね。
 桂川でオオヨシキリは、夏鳥として普通に見られるよ。それは河川敷に、生息に適したヨシ原やオギの草原があるからなんだ。最近は災害に備えた大規模な河川改修で、ヨシ原やオギの草原が減っている。人間の生命財産を守るために、頑丈な堤防を作ることは大切だ。それと同じように、人間から見たら無駄な土地に思える河川敷の草原を残すことも、大切なことだと思う。そこでしか生きられない生物たちにとって、大切な住処なんだから。


オオヨシキリ巣1


オオヨシキリ巣2
 写真 タムさん撮影

■補足説明
【聞きなし】
鳥の複雑なさえずりを、人の言葉に言い換えて覚えやすくしたもの。
【オオヨシキリ】
東南アジアで越冬し、夏に日本列島、中国東北部、朝鮮半島、ロシア極東部で繁殖。
大きさは、スズメより大きくヒヨドリより小さい。
色はオリーブ色がかった茶褐色。
昆虫やクモなどを食べる。
 

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