京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
おはようございます、大山崎はぐです。

今週はスタートが遅れ、金・土曜日で、
設置をお願いしている公共施設やお店へ
ツムグハグの配達をしてきましたが、
お目にかかっていただけましたでしょうか。

長岡京市にある手作り雑貨作家さんの作品をおいている
hanna」さんにうかがったときのこと
たまたま講習会に来ていたお客さんが
ツムグハグを読んでくださっている方で
持って行ったVol21を手に取り
「あら、今回はワンちゃんは載ってないんですね~
私、犬好きなので楽しみにしているんです」
と言ってくれたんです!

そうなんですよ、今回僕の登場がないんです。
楽しみにしてくれている方がいるんだから
僕を外さないでもらいたいもんです、ほんとに。

ではでは、今日からVol.21の記事紹介を始めますね。
タムさんのお話からですが、今月は春の2部作。
その第1話を今日はご紹介します。

タムさんのお話⑫
サクラの葉っぱの小さなぽっち

 満開のサクラの下でお花見することはあっても、葉っぱをじっくり観察したことはないでしょう。
 花が散って若葉が出たら、一枚手にとって、よく見てごらん。葉と枝をつなぐ細い茎の部分である葉柄の葉に近いところや真ん中あたりに、小さなイボのようなぽっちがあるのがわかるかな。これは蜜腺といって甘い蜜を出す器官なんだ。

葉柄蜜線

 花の蜜は、ハチなどの昆虫や小鳥たちに受粉を助けてもらうために出している。じゃあ、葉っぱの蜜はなんのためだろう。それはアリをおびき寄せるためという説があるんだ。
 エサを探してうろうろしているアリたちに、若葉のそばまで来てもらい、葉っぱを食べる昆虫の卵や幼虫を、アリの食料として巣まで持ち帰ってもらうんだって。アリは美味しい蜜を報酬に雇われたボディーガード。たくさんの小さな働き者に、枝葉の隅々までパトロールしてもらうんだから、これほど頼もしいものはない。これでサクラは安心して若葉を茂らせることができるんだ。

蜂とアリ


 サクラは動くことはできなくても、様々な手段を使い、いろんな生き物を利用して、したたかに生き残っているんだね。


したたかよね

■補足説明
花以外の部分にある蜜腺は花外蜜腺と呼ばれる。
身近な植物ではサクラ以外にアカメガシワやイタドリの葉柄にある。


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