京都と大阪の府境にある小さな町・大山崎で、リトルプレス「大山崎ツム・グ・ハグ」など印刷物を作っている大山崎リトルプレイスです。このブログでは「大山崎ツム・グ・ハグ」記事を中心に紹介しています。 https://www.o-little-place.com/
今日もリトルプレス『大山崎ツム・グ・ハグ』の制作に励んでます。。。
第3話はこちら

ジョサイア35~38歳 名誉と不運と新天地

 結婚の翌年にイギリス王妃から注文ですか! 幸運続きですね~。
 「ジョサイアが改良を重ね開発した、なめらかで光沢があり丈夫、陶磁器より手頃なクリーム・ウエア製陶器は、市民の間で大人気となっていた。

 その頃『シャーロット王妃のティーセットをスタッフォードシャーの陶器で』という王室からの注文を、どの工房も辞退する中、ジョサイアは高い完成度のクリーム・ウェア製陶器で応えた。

 王妃は大変満足し、クリーム・ウェアに『女王陛下の陶器=クイーンズ・ウェア』を、ジョサイアには『女王陛下の陶工』という名誉ある称号を授けたんや。

 クイーンズ・ウェアの名は、貴族の間にも広がり、注文が殺到。生産が追い付かず、工房は人手も設備も限界を超えていた。そこでジョサイアは、ベントレーと共同で、かつて二人が建設を推し進めた運河(トレーシー&マージー運河)が通る場所に土地を購入し、新工場の建設を開始した。

 しかしその矢先、ジョサイアの右脚の傷が悪化。医師たちの勧めで右脚膝下の切断を決意。麻酔なしの手術に耐え、術後も順調に回復したんや。

 無事工事も再開し、1769年、エトルリア工場完成。これを記念して、ベントレーがろくろを回し、ジョサイアが開発を進めていたブラック・バサルト(黒色磁器)を使い成形して『初日の壺』を作ったんや。この『ブラック・バサルト』は改良され、今も世界で愛される『ジャスパー』へと進化を遂げる。その話を進める前に、再び『クイーンズ・ウェア』が注目を集めた出来事を話そう」 。 つづく


ウェッジウッド第4話

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ウェッジウッド第4話

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