おはようございます!大山崎はぐです。
さて、今日も行ってみましょう。
昨日に引き続き、タムさんのお話、2話目です。
さて、今日も行ってみましょう。
昨日に引き続き、タムさんのお話、2話目です。
真夏のエノキと空飛ぶ宝石
太陽がじりじりと照りつける真夏の昼下がり、聖天さん近くの大エノキの上をキラリと光る昆虫が飛びまわってる。正体はヤマトタマムシ。この昆虫は頭がくらくらするような真夏のかんかん照りが大好きなんだ。
人が手で持つと手足を縮めて死んだふりをする。じっと見てると急に動き出してぶーんって飛んでっちゃうんだ。触ってもかみ付いたりしないかわいいやつだよ。
こんなに目立つ姿なのに、見たことがある人は少ないみたいだね。だからとっても珍しい昆虫じゃないかって思うでしょ。ヤマトタマムシの食べ物はエノキの葉っぱ。天王山のふもとにはりっぱなエノキがあるのでヤマトタマムシはたくさんいるんだ。長い捕虫網も届かない高いエノキの上の方にいるので気づかないだけさ。
エノキの花は小さくてとても地味。お花見してもつまんない。人間にとってはただの大木、でも葉っぱを食べる昆虫にはなくてはならない大切な木。いっぱいできる赤い実は野鳥の大好物だよ。
『大山崎瓦窯跡』 にあるりっぱな『エノキ』