おはようございます!大山崎はぐです。
久しぶりに登場の『ル・ノーブル亭主の徒然なるままに」は
舞台をイタリア・フィレンツェに移し、連載開始です。
『 』の時(『カオリンと錬金術師とシノワズリ』)は、ドイツ・ドレスデン、
『ウィーン磁器工房アウガルテン』
(『ハプスブルク家とお茶碗と砂糖菓子』)の時は、オーストリア・ウィーン、
そして今回『リチャード・ジノリ』はイタリア・フィレンツェ。
「あー、飛んでいきたーい」と毎回叫ぶ僕たち。
これからもどんどん行きたいヨーロッパのまちが
増えていくのはうれしい反面、
日本で地団駄を踏むジレンマに悩まされそう。
『マイセン』の資料や本は豊富だけれども
『アウガルテン』や『リチャード・ジノリ』の
日本語版の本や資料は少なく
英語も何もできない僕たちが自動翻訳を頼りに
英語やイタリア語の文献にあたるも
ちんぷんかんぷんな日本語訳に撃沈。
結局、一単語づつ翻訳機にかけて
言葉をつなぎエピソードを確認したり、探ったり。
しかし、締切とのせめぎあいの中、
没頭してしまえばヨーロッパを旅する贅沢な時間。
中世の街並みも人物も魅力てんこ盛りで
「時間よ、止まってんかー!」と
しばし叫ぶのでありました。
では、過去の栄光となってしまった
ルネッサンス文化の中心都市フィレンツェで
マイセンやウィーン磁器工房の成功を見たジノリ伯爵家が
過去の栄光を取り戻すべく始めた
リチャード・ジノリ工房の歴史をお楽しみください。